WEDDING

「ファットリア葦毛の里」のイタリア野菜

2017.07.14

「Appreciation for Roots of the Taste Project」


ホテルが手掛ける全ての味わいの基となる素材への感謝の意を込めて展開するプロジェクト。総料理長とホテルスタッフが生産者の方を訪ねて地元三河の食材の素晴らしさをお伝えします。



back number (May_2015)

香り豊かな味わいと鮮度の高さが魅力「ファットリアのイタリア野菜」


豊橋市の東部、葦毛湿原に近い岩崎町でイタリア野菜の栽培している農園「ファットリア葦毛の里」の存在を、ホテルアークリッシュ豊橋が知ったのは4年前のこと。「ファットリアさんの野菜はどれも大きく肉厚で、本場のものに近いんです。こんな上質なものが市内で作られていることに驚きました」と言う総料理長の今里に、「本来なら野菜ごとに違う環境が良いんでしょうが、スペースの問題もあり同じハウスで異なる種類の栽培をしています。でも、そんな風に甘やかさずに育てたのが良かった」と答える責任者の近田さん。ビエトラ・ロッソ、コールラビなどが隣り合って育つなか、現地でも珍しい野菜と言う“プンタレッラ”を手に「こいつの栽培は一番手こずって、出荷までに何年もかかりました」と苦労話も語ってくれます。



イタリア野菜は生でも火を通しても食べられる扱いやすい食材と言う今里。「生育段階のいろんな状態を生で口に入れている近田さんとの話は、既成概念に囚われない、思いもしなかった使い方のヒントが隠れていてとても参考になります」と、濃厚な海鮮のスープに新鮮なファットリア野菜を合わせて煮込み「春の海の幸とファットリア野菜のブイヤベース ココット仕立て」に。葉野菜、根野菜それぞれの歯ごたえや香りを活かした春らしい味わいをお愉しみいただけます。